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古市憲寿氏「牧歌的で心配」「何の戦略もない」石破首相発言で米トランプ大統領との会談を不安視

日刊スポーツ 2025年2月4日 13時19分

社会学者の古市憲寿氏が4日、フジテレビ系「めざまし8」(月~金曜午前8時)に出演。トランプ米大統領が「関税」が一番美しい言葉だと言ったことに対し、1月31日の衆院予算委で石破茂首相が、自身の美しい言葉を「ふるさと」と答弁したことに、「牧歌的で心配になりませんか」と苦笑いした。

今月7日、石破首相はトランプ大統領を訪問する。相手はカナダとメキシコへ25%の関税発動をちらつかせて好条件を引き出し、それを1カ月見送った。外交手法をいきなり発揮した。

古市氏は、「トランプ大統領がすごく実利的に関税を武器にして外交をやろうとしている中で、石破総理が好きな言葉で『ふるさと』って。何の戦略もないじゃないですか」とあきれた表情に。同じコメンテーターでジャーナリストの立岩陽一郎氏は、腕を組んで笑うしかなかった。

石破首相の渡米にあたり、政府としては安倍晋三元首相がトランプ氏の会談を担当した通訳を起用。日本企業が米国にどれだけ投資しているかを示す独自地図の持参の予定だ。

古市氏は「日本にとって、アメリカは現状非常に重要な国。その国とどこまでちゃんと向き合えるのか。どこまでちゃんと強固な関係を築けるのか。本気度が問われていると思う。石破政権には残念ながらそれがないと思う」と断じた。

さらに「安倍昭恵さんがトランプ大統領の就任前に行きました。あの時も外務省が邪魔をした。日本も一枚岩ではない。本気で日米外交をやろうという気概があるかないかと思うと、現状ないと思う」と指摘。「果たして一枚岩になって、どれだけ本気でアメリカに向き合えるのか。通訳もお土産も大事ですけど、小手先ではなくて本当にちゃんと交渉する覚悟があるかというと、今のところ心配ですね」とも語っていた。

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