現地時間2日に米ロサンゼルスで開催された第67回グラミー賞授賞式のレッドカーペットで、妻がほぼ全裸の姿を披露する衝撃的なパフォーマンスを行った米ラッパーのカニエ・ウェスト(47)が、日本公演の契約を失う危機に直面していることが分かった。英デイリー・メール紙によると、ウェストは5月に東京ドームで2公演を行う契約を結んだものの、この公演を支援する日本の投資家たちがグラミー賞での露出騒動に非常に憤慨しているという関係者の話を伝え、公演の資金提供を取り辞める可能性を示唆した。
昨年リリースした楽曲「カーニバル」で最優秀ラップ楽曲賞にノミネートされていたウェストは、妻で建築家のビアンカ・センソリさん(30)とレッドカーペットにサプライズ登場。黒いファーコート姿のセンソリさんは、ウェストと並んで写真撮影に応じた後、カメラに背を向けて突然コートを脱ぎ捨て、まるで裸のように見えるスキントーンのタイトなミニドレス姿を披露。完全に透けたドレスの下に下着はつけておらず、会場は騒然となった。
ある関係者は、「カニエは自分に訪れるあらゆるチャンスを台無しにしている。このパフォーマンスは信じられないほど不気味で、日本では恐怖を持って迎えられた」と同紙に語っている。「日本では女性の権利に関して文化的に目覚めつつあり、MeToo運動も非常に盛んです。彼の行為は、強制的な支配行為と見なされており、まったく受け入れられない。彼は日本を文化的に完全に見誤っています」とコメントしている。
ウェストは昨年の大半を東京で過ごしており、日本移住の計画が報じられたこともある。
ネットでは「公然わいせつ罪で逮捕されるべきだ」との声が上がるなど批判が殺到する中、ウェストは4日にインスタグラムを更新して「私の妻は地球上で最もググられた人物だ」と反論している。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)