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石丸伸二氏、キャンセル料支払いは認める「言われて知った」24年都知事選巡る一部報道に会見で

日刊スポーツ 2025年2月6日 10時54分

地域政党「再生の道」代表の石丸伸二氏(42)が6日、都内で会見を行った。一部ニュースサイトで、昨年7月の東京都知事選で、石丸氏の陣営がライブ配信を行う民間業者に対して、100万円近くの高額な「キャンセル料」を支払っていたと報じられたことについて言及した。

記者会見を前倒しで対応。石丸氏は「キャンセル料」として支払ったことを認めた上で「言われて知ったという状態。取材があってから。この1、2週間ぐらい。ボランティアが運営していたという認識でした」と切り出した。

公職選挙法の抵触については「現状は思っていません。この記事にあった通り、細心の注意を払っていた」と自身の見解を示した。そして「疑惑を持たれるのはじくじたる思い」と本音を吐露。事情聴取等あれば対応するとした上で現時点での聴取は「私の方にはありません」と明かした。

今回の報道で「再生の道」としての都議選立候補擁立への影響について「影響は限定的。ペナルティーを受けても、政治活動は止まらないはず。(再生の道は)あくまでステージを用意する。私がいなくても稼働するシステムになっています。政治改革を目的としている政治団体。だから影響は限定的」とした。

今後については「細心の注意を払っていたつもりではあるが、完璧は難しい。よりいっそう、コンプライアンスの意識を持って」と語った。

石丸氏は広島・安芸高田市生まれ。京大卒業後、メガバンク勤務を経て、2020年の市長選で初当選。20年8月、買収事件で公選法違反に問われ実刑判決を受けた河井克行元法相から現金を受け取ったことを認めた前市長の辞職に伴う市長選だった。昨年7月の都知事選では、現職の小池百合子氏に次ぐ約165万票を集め、次点だった。

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