地域政党「再生の道」代表の石丸伸二氏(42)が6日、都内で会見を行った。都議会議員候補の公募について、現時点での進捗(しんちょく)状況を説明した。
石丸氏は今朝時点で「490人」の応募があったと報告。年齢層の内訳は40代が一番多いという。ハイクラスと定義される年収800万以上の応募者は「3、4割を占めている」とした。さらに「非常に希有(けう)な人材が集まっている。男女比は9対1ぐらい。ハードルが高いのかなと」と語った。
現職の応募は現時点でなとした。1人の市長経験者から募集があったと明かすも、東京都外在住。現在、東京への引っ越しについて「意思確認を行っている状況」と語った。
応募者の職業について「経営者、自営業も多い」とし、石丸氏が知っている人の応募については「数名」とした。
1次選考の締め切りは今月16日。合格者は最大で「200~300人」を予定しているといい、今月27日に結果が発表される。
石丸氏は広島・安芸高田市生まれ。京大卒業後、メガバンク勤務を経て、2020年の市長選で初当選。20年8月、買収事件で公選法違反に問われ実刑判決を受けた河井克行元法相から現金を受け取ったことを認めた前市長の辞職に伴う市長選だった。昨年7月の都知事選では、現職の小池百合子氏に次ぐ約165万票を集め、次点だった。
◆前回(1月15日)会見要旨
▽多選の制限 2期8年を上限。全42選挙区での候補者擁立を目指す。
▽選考過程 書類審査(エントリーシート、基本情報、キャリア情報、都議選情報)、テスト、面接の3段階選考。面接は石丸氏と1対1で15分ほど。2次選考の結果からYouTubeなどで公開。エントリーは2月16日まで。
▽政策 統一した政策には明言せず「各候補者が各選挙内で主張すべきことを主張する」。