地域政党「再生の道」代表の石丸伸二氏(42)が6日、都内で開催した会見で、中居正広氏(52)の女性トラブルを巡りフジテレビ社員の関与が報じられている問題で同局が先月27日に開催した「やり直し」会見について言及した。
同局は1度目の会見について、定例社長会見の前倒しを理由に参加者を制限し、批判を浴びた。2度目の会見はフリー記者にも間口を広げ、結果的に10時間超も質問を受け続けることになった。
一方の石丸氏は先月15日に同党立ち上げ発表会見で、都庁記者クラブ加盟社と登録者100万人相当のネットメディアに限定。この日も同様の仕切りで会見を行った。
記者から同局の会見と比較し、自身の理想とする会見を聞かれ「私の理想とする記者会見はこの瞬間です。おかげさまで成り立っています。実現できている」と語った。
同局の会見については「私が言うまでもなく、多くのマスメディアの方も実感された通り、ひどかった。異論はないと思います」とした。
そして「(質問)繰り返されますから。フジテレビもメディアの皆さんもそしてそれに巻き込まれた国民も何やってんだって思ったはずです。だとしたら、もうやめたほうがいい。違う形を探していった方がいい」と語った。
石丸氏は広島・安芸高田市生まれ。京大卒業後、メガバンク勤務を経て、2020年の市長選で初当選。20年8月、買収事件で公選法違反に問われ実刑判決を受けた河井克行元法相から現金を受け取ったことを認めた前市長の辞職に伴う市長選だった。昨年7月の都知事選では、現職の小池百合子氏に次ぐ約165万票を集め、次点だった。