「上告断念」というワードが6日、インターネット上のトレンドワードに浮上した。
一連の森友学園問題での財務省決裁文書改ざんをめぐり、大阪高裁が先月30日、1審での関連文書の不開示決定を取り消す判決を出したことを受け、政府が最高裁への上告を断念する方針を固めたと報じられたことを受けたもの。
この問題をめぐっては加藤勝信財務相と鈴木馨祐法相が6日、首相官邸で石破茂首相と協議した。終了後、加藤氏は報道陣の取材に「誠心誠意、職務に精励していた方が亡くなったことを考えれば、上告せず判決を真摯(しんし)に受け入れるべきだ」と首相に指示を受けたと明かした。
SNSには「石破首相の英断というか、当然の判断」「これは評価」「当然の判断だが、石破首相だからこそ出来た事かもしれない」「心底ほっとした」「亡くなられた 赤木さんも 多少 うかばれた。ありがとう石破総理さん」「日本の異常な権力中枢を正常化する最初の一歩にしたい」と、政府の判断を「当然」としながらも評価するコメントが相次いだ。
一方、不開示決定が取り消されたことを踏まえた今後の対応を念頭に「次はただちに開示を!」「真っ黒にしてくんなよ! 政府」「この問題が起こるきっかけとなった人は既に故人だからね。気を遣う必要はないので黒塗りのない開示を求めるばかり」と、開示内容に対する要望のコメントも多く見受けられた。