4連覇を目指す藤井聡太王将（22）が挑戦者の永瀬拓矢九段（32）に連勝した、将棋の第74期ALSOK杯王将戦7番勝負第3局（東京都立川市「オーベルジュ ときと」）は6日、対局が再開された。5日午前9時からの2日制で始まった対局は、78手目を後手の藤井が封じて初日を終えていた。
角換わりに進行し、再開された後はお互い攻防に手を尽くしながら、午後3時のおやつを迎えた。
永瀬はまたしても「四つ星苺（いちご）のシャルロット」に金の抹茶アイスラテ、ホットブレンドハーブティー。初日午前から4回とも同じおやつだった。藤井は冷たい狭山茶ほのかと国産オレンジジュース。
夕休憩のある名人戦を除いて、王位戦、竜王戦、王将戦の7番勝負での2日目午後おやつの「ダブルドリンク定跡」採用は昨年当地での王将戦以来となる。昨年の王位戦、竜王戦、今年の王将戦の1、2局はシングルドリンクまたはそれ以前に決着していた。
局面は大駒を取り合って双方、敵陣に迫りつつある。激しい終盤の攻防はここから終局にかけて一気にヒートアップしていく。
決着は6日夕方以降の見込み。