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水原一平被告について「控訴しない可能性高い」国際弁護士が指摘 刑期終了後は日本に強制送還か

日刊スポーツ 2025年2月7日 9時49分

カリフォルニア州など全米4州で活動している国際弁護士の吉田大氏は7日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、銀行詐欺罪などに問われ、同州の連邦地裁から禁錮4年9カ月などの量刑を言い渡されたドジャース大谷翔平投手の元通訳、水原一平被告(40)について、「控訴することはないという可能性が高い」と指摘した。

カリフォルニア州の連邦地裁は6日午後(日本時間7日朝)、水原被告に対し、禁錮4年9カ月、大谷への約1659万ドル(約25億7000万円)の賠償などの量刑を言い渡した。また、水原被告はこの日の法廷で「45日間の猶予」「南カリフォルニアの刑務所への収監」を求めたという。

番組MCのフリーアナウンサー羽鳥慎一から、この要望の意図を問われた吉田氏は「収監前には、家の整理などさまざまなことがあり、十分な時間をくださいということで45日間という日付をお願いしたのだと思う」と分析した。

南カリフォルニアの刑務所への収監を望んだことについては「カリフォルニア州は、サンフランシスコとロサンゼルスは、車でも6、7時間ほどかかる非常に大きな地域。連邦裁判所の刑務所はいろんなところにあるが、南カリフォルニアにすれば家族が住んでいるところの近くになり、家族とも会えるようにというところも配慮してほしいという思いで、このようなことを言った可能性があると思います」と語った。

今後については「司法取引の中で(量刑が)一定の範囲内であれば、双方とも控訴はしないということになっている。今回はその範囲内なので、控訴をすることはないという可能性が高いです」と述べた。

刑期を終えた後の環境については「基本的にアメリカで犯した罪についてはアメリカで服役して、罪を十分に受ける。また、重大な罪をおかした外国人というのは、永住権を持っていても、剥奪されるのが一般的。永住権がなくなればアメリカにいる権利はなくなるため、収監が終わった後はすみやかに(日本に)強制送還になる可能性が高いと思います」とも語った。

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