「電影少女」や「I"s」「ウイングマン」などの作品で知られる漫画家桂正和氏が7日、X(旧ツイッター)を更新。代表作「ウイングマン」に登場するウイングマンスーツを模して製作された衣装が盗難されたことを報告し、返却を求めた。
桂氏は「悲しい事がありました」と切り出し「十数年前から、あるはずの場所に無く、どこにしまい込んだか、分からなくなっていた、ウイングマンのスーツが、今年? のスーフェスで、売られていたとの事。そして売却済みとの事」と、保管していたというスーツが玩具の展示即売イベントで販売されてしまったと説明。そのスーツなどの写真を公開し「この写真に写っているアイテム達は、一つのロッカーに、ひとまとめで置いていたそのものです。アトラクション用のスピルバン(ダイアナ?)のブーツや手袋もあるので、間違いがないです」とした。
「いくら探しても無いはずですね。荒らされた形跡も無く、しまっていた所から、このスーツ達だけ無くなっていたのですから、全く気づきませんでした」と経緯を記すとともに「しかしもう、誰が? とか、それには触れません。ただ一つのお願いは、買われた方、どうか返して頂きたい。それは盗品です」と訴え「とても大切な思い出なのです。売りになど出す訳がありません。どうか、どうか、お願いします。返していただける場合は、集英社に連絡ください。よろしくお願いします」と呼びかけた。
「ウイングマン」は1983年(昭58)に「週刊少年ジャンプ」(集英社)に掲載された桂氏の連載デビュー作。24年にテレビ東京系で実写ドラマ化された。桂氏は連載当時に自ら発注して製作されたコスプレ用の実物ウイングマンスーツを雑誌などで披露していた。