鳥取市に本社がある「人形のはなふさ」は7日、公式ホームページで、鳥取1区が地元の石破茂首相が、トランプ米大統領との首脳会談に向けて持参した「おみやげ」に、同社の「兜飾り」が選ばれたことを公表した。
「2月7日午後(日本時間8日未明)に、ワシントンにて開催された日米首脳会談のトランプ大統領へのお土産に人形のはなふさの兜飾りが選ばれました」と記載し、トランプ氏が大好きな金色を一部にあしらった、上品ながらも勇壮な雰囲気を醸し出しているかぶと飾りの写真も公開した。
かぶとについては「亜麻色縅満天金星兜」と記し「金属をイチから加工し製作された兜飾りです。吹き返しには1894年創業の龍村美術織物の正倉院葡萄唐草紋錦を採用。台輪等の金具にも唐草文様を取り入れています。白金鍍金を施し、永遠の輝きを放つようにとの想いが込められております」と説明。ホームページに掲載されている商品の価格は16万8000円で、「予約制」となっている。
ドジャース大谷翔平選手(30)がエンゼルス在籍中の2023年、ホームランを打った際に「かぶとセレブレーション」を行うなど、かぶとは米国でもなじみが深い。
同社は、江戸時代の1717年(享保2)に創業された老舗。鳥取、島根両県に6店舗があり、ひな人形、五月人形をはじめ、「さまざまなの日本伝統文化にかかわる商品を取り扱っています」としている。