石破茂首相とトランプ米大統領は7日午前(日本時間8日未明)、ワシントンのホワイトハウスで初の日米首脳会談に臨んだ。
会談後の共同会見冒頭では、トランプ氏が、2人で直前に撮影した写真をあしらった「大統領令」風のバインダーを石破首相にプレゼント。「この写真、みなさんにもお見せしたい。石破総理ほど、私はハンサムではありませんが」と、リップサービス?を交えながら、バインダーを石破首相に手渡した。
石破首相は、写真が写った部分を報道陣の方に向けてチラ見せした。トランプ氏からは、昨年7月、大統領選の選挙戦中に起きた自身の銃撃事件時に撮影された、星条旗をバックに拳を突き上げた写真を表紙に使った書物も贈られた。
トランプ氏は銃撃事件を念頭に、「あの日のことを覚えていますか?」と述べた上で「今日は、日本の総理大臣をお迎えすることになった。石破茂首相を初めてホワイトハウスにお迎えすることになった。大変な名誉です」と、丁寧な口調で石破首相を紹介。「日本はすばらしい国。誇り高く強い国で、世界の歴史の中で偉大な文明を築いてきた。80年近く、日米は友情関係を維持してきた。歴史と文化、お互いに対する尊敬心で結びつている」と、日米同盟について語った。
「この会合の後も、両国の関係やその他の関係についても、これからも未来において、繁栄を見ることができると思う」とも口にした。
石破首相からはトランプ氏に対して、自身の地元、鳥取市に本社がある「人形のはなふさ」が制作した「兜飾り」(価格16万8000円)が贈られた。