2日に米ロサンゼルスで行われた「グラミー賞」授賞式のレッドカーペットで、妻で建築家のビアンカ・センソリさん(30)がほぼ裸の衝撃的なルックを披露して物議を醸したお騒がせラッパーのカニエ・ウェスト(47)が7日、X(旧ツイッター)で、世間の批判に対して「バカでひどい」などと反論を投稿し、人種差別的発言を連発したことが明らかになった。
米NBCニュースによると、現在は削除されている投稿でウェストはユダヤ人コミュニティーに対する攻撃的なコメントをつづり、妻を「支配」していると発言したという。
過去にも反ユダヤ主義的な投稿が原因でXとインスタグラムのアカウントを凍結されたことがあるウェストは、自身の反ユダヤ主義的な発言について謝罪するつもりはないと宣言し「言いたいことは何でもいつでもいえる。アカウントを凍結したことに対する謝罪はどこだ」とコメント。さらに「ヒトラーが大好き」「私はナチスだ」などといった書き込みもあり「私は人種差別主義者だ。ステレオタイプが存在するには理由があり、それらはすべて真実だ」ともつづっていたという。
センソリさんが黒のファーコートを脱いで下着をつけていない完全シースルーのドレス姿を披露した瞬間は、世界中で推定850万人が視聴していたと伝えられている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)