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レギュラー12本→ゼロ 天国も地獄も知る森脇健児 再浮上の術語る

日刊スポーツ 2025年2月9日 10時26分

タレント森脇健児(57)が、8日放送のカンテレ「モモコのOH!ソレ!み~よ!」(土曜午後1時59分=関西ローカル)に出演。レギュラー12本から急減したものの、どん底から巻き返した処世術を語った。

同番組初出演だった森脇は、落語家月亭八光(47)と、大阪市内のなじみの店などへロケしながらトークを進めた。

森脇といえば、80年代後半から90年代前半に大活躍。「ざまぁKANKAN!」、SMAP、森口博子と共演した「夢がMORI MORI」や、「笑っていいとも!」など、最盛期にはレギュラー12本を抱えていた。

東京進出も果たしていたが、人気は続かず「一気に仕事ゼロ」状態に。「東京行って、関西帰ってきて。それから、これ(ジェットコースターのようなアップダウンのジェスチャーを示し)の人生やからな」と振り返った。

その上で「こう(下降)なって、こう(上昇)なるんがしんどいんや」と続け、転機となったのは、03年に出場したTBS系「オールスター感謝祭」だったと明かした。

「赤坂5丁目ミニマラソンな。たまたま出て、優勝したんですよ。僕が芸能界で生きる道はここしかない。もはや、根拠のない自信や」

もともと、京都の名門・洛南高の陸上部出身。マラソンではないが、1年時からトラック種目で活躍していた。「芸能界で生きる道はマラソン」と自らに言い聞かせ、この「赤坂5丁目ミニマラソン」に芸人人生を賭けたという。

「それで、あの心臓破りの坂とおんなじ(同じ)傾斜、おんなじ距離のところに」家を購入。同マラソン対策で、コースと同じような坂のある付近に住まいを構え「365日のうち360日くらい走ってる」生活を今なお、続けている。

八光があぜんとする中、森脇は「300×10本インターバル、108段の階段があるお寺10周とか、3キロの山のトライアル。延々登る。800メートルを5本…しんどいで。ちぎれるで」。

練習の過酷さを表現し「しんどいから、苦しいから、きついから、やるから、需要があるんでしょ! 誰もやらないところ、井戸、掘らないと!」と続けた。

そして、八光に語りかけるように「だから八光君、走りながらな、『コツコツが勝つコツや』『グチョグチョに愚直』とか『努力する者 夢語る』『サボる人間 愚痴語る』とか。自分で、思いながら走んねん」と言い、「ほんで神様、見てますか~。仕事ください、言うねん」。

熱い男、森脇らしい“格言”に、八光も納得。森脇はさらに、自身の姿を見た大御所漫才師西川のりおが「(森脇が)走ってる時、ずっと映ってたやろ。あれも芸や」と話していたことを伝え聞いたと明かし、八光は「師匠方の言うことは…」と、さらに感心したように聞き入っていた。

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