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小池百合子都知事、石丸伸二氏の公選法違反疑惑問題問われ「うーん」昨年の都知事選で対決

日刊スポーツ 2025年2月10日 15時53分

東京都の小池百合子知事は10日、都議会の臨時会後に取材に応じた際、今夏の東京都議選での候補者擁立を明言している前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(42)に、自身が3選された昨年の都知事選をめぐり公職選挙法に抵触する疑惑が浮上していることへの受け止めを問われる場面があった。

「石丸氏にも厳しい目が向けられている」として見解を問われた小池氏だったが、「うーん。あまり内容は承知しておりません」と述べるにとどめた。

これに先立つ都議会本会議では、都議会自民党の裏金事件をめぐり、これまで議長を務めてきた自民党の宇田川聡史氏の辞職が許可され、新たに、自身が特別顧問を務める都民ファーストの会の増子博樹副議長が新たな議長に選出された。

小池氏は「都議会と知事は車の両輪。世界で1番の都市東京をつくり上げていくために、連携していきたい」と語った。

地域政党「再生の道」を立ち上げ、都議選に参戦する意向の石丸氏をめぐっては、「文春オンライン」「週刊文春」が、昨年7月5日のYouTube生配信について、「選挙運動費用収支報告書」で当日のライブ配信機材キャンセル料で97万7350円が計上されていると指摘。有償で民間業者に発注しようとしたが、陣営内で公選法の「買収」にあたる可能性への懸念が浮上し、キャンセル料を支払ったが、実際には当日は同社が配信を行ったとされていた。 石丸氏は6日の記者会見で報道内容について認めた上で、当初、配信は業者スタッフによる「ボランティア」と説明。その後、会見後半で業者の見積書に「人件費」名目の支出が含まれていることが判明し、「ボランティア」での作業だったとする自身の発言を訂正するなどした。石丸氏は、公選法に抵触する疑惑に関して「恐れがある、リスクがあるというのはそうなんだと思います。ただ、それを最終判断する立場ではない。事情聴取などがあれば協力します」と述べている。

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