ロックバンド黒夢、SADSなどのボーカルとして知られるミュージシャンの清春(56)が、今夏の東京都議選での候補者擁立を明言している前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(42)とともにYouTubeチャンネル「ReHacQ-リハック-」に出演。政界進出すると予想する歌手の名前を挙げた。
清春と石丸氏はこれまで同チャンネルでたびたび共演しており、9日に公開された動画では2人で愛媛県の離島を訪れるロケを行った。船中でのトークでは、清春が「(石丸氏は)総理大臣とか、なるじゃないですか、ハンパないですよ。僕らとか下手なタレントよりも全然、知名度ある。眠いときでも『応援してます』とか言われたら、『ありがとうございます』って言わなきゃいけない。すごいなと思う」と切り出すと、石丸氏は“未来の総理大臣”については笑って首を横に振りながら、支持者らへの対応については「仕事中って感じなんですよ、家から外出たら。近所のコンビニ行く時も。常に誰かに会う可能性があるし、見られているというか」と話した。
清春が「僕らはロックなフリして『ああ、ちょっと…』みたいな(拒絶する)ことができる、タバコ吸ったりとか『眠いんで』とか」と、気が乗らない時のロックミュージシャンならではの断り方を説明すると、石丸氏も「ロックっていう言葉で全部を片付ける政治家になろうかな」と笑顔で返した。
和気あいあいとした話の流れで、元女優の三原じゅん子氏や元歌手の今井絵理子氏ら芸能界出身の政治家の話題になり、清春は「西川(貴教)くんもなりそうですけどね」と、政界進出がうわさされる歌手西川貴教の名前を挙げた。
これに石丸氏も「なりそうですよね」と同意し、「もう滋賀県民全員認めていると思います。『いつなってもいい』って思ってるんじゃないですか、みんな」と地元民からも待望されていると推察。清春は「あんまり連絡しないけど、ある時期からLINEが敬語になったんですよ。会えば仲良いんですけど…」と、西川の“政界進出への準備”をうかがわせる変化について冗談まじりに話した。
西川は故郷の滋賀県で音楽フェスなどを開催するなど、地元と密着した活動が知られており、常に政界進出が取りざたされている。熱すぎる地元愛から“影の知事”と呼ばれ、自身もネタにしている。