Infoseek 楽天

石破首相の「ひじつき握手」は意外と効果的だった? 日米首脳会談での振る舞い、識者が解説

日刊スポーツ 2025年2月11日 10時35分

テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)は11日の放送で、7日午前(日本時間8日未明)に米ワシントンで行われた日米首脳会談の内容を検証した。日本国内で批判された会談時の「ひじつき握手」など石破茂首相の振る舞いが、実はトランプ大統領に好印象をもたらしたのではないかとの指摘が専門家からなされ、出演者が驚く場面があった。

番組では、首脳会談の内容をパネルで特集。ゲスト解説で出演した元朝日新聞記者で、キヤノングローバル戦略研究所主任研究員を務める峯村健司氏は「昨日、トランプ政権幹部にインタビューした」と述べ、米国側の石破首相への印象について紹介した。

「トランプさんは石破さんのことを『タフガイだ』と5回言った。これはトランプさんの最大のほめ言葉なんです」と述べ、「トランプさんは、強いリーダーーと弱いリーダーしかいないと思っている。弱いと思われれば、例えばカナダのトルドー首相のようにいじめられ続ける。そういう意味では、石破さん強いリーダーの中に入った」と、トランプ氏の発言を分析した。

峯村氏は「なぜ(石破首相は)強いのですかと聞いたら、石破さんはあまり動かないじゃないですか。目線もブレないし。(会談時に)座っている時も批判されましたが。握手の時に不遜に見える」とも指摘。MCのフリーアナウンサー羽鳥慎一が「ひじをついて『また座って握手して』といわれたけど、あれがよかった」と驚くと「あれがどうもトランプさんにとっては、変わったヤツだなと。ある意味こびないみたいなところが、トランプさんの中では(石破首相は)強いリーダーのカテゴリーの中に入ったみたいです」と解説した。

この分析に、元テレビ朝日社員の玉川徹氏は爆笑し「やっぱり、変人は変人を評価するんだな」。羽鳥も「オレに対して、立たないなと。なるほど。これ(いすのひじかけにひじをかけたままの握手)がよかったと」と述べると、峯村氏は「意外と」と応じ、「不遜に見えますが、実はよかったらしいです」と述べた。

羽鳥は「面白い効果ですね。(石破首相が)意図したのかは分かりませんが、変わった人だな、手ごわいかもな、ということなんですね」と応じ、会談について「うまくいったと思う」と感想を述べている玉川氏も「(トランプ氏にとって)読めないというのが重要なんじゃないですか? こいつ謎だなと思うと警戒してかかるから」と、峯村氏の説明に納得した様子だった。

この記事の関連ニュース