元テレビ朝日社員の玉川徹氏は11日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、7日午前(日本時間8日未明)に米ワシントンで行われた日米首脳会談をめぐり、日本で批判された石破茂首相の「ひじつき握手」などの振る舞いが、実はトランプ大統領に好印象をもたらしたのではないかとする専門家の解説に爆笑した。
番組では、首脳会談の内容をパネルで特集。ゲスト解説で出演した元朝日新聞記者で、キヤノングローバル戦略研究所主任研究員を務める峯村健司氏は、トランプ政権幹部へのインタビューで米国側の石破首相への印象について得た情報を紹介。「トランプさんは石破さんのことを『タフガイだ』と5回言った。これはトランプさんの最大のほめ言葉なんです」と述べ、「トランプさんは、強いリーダーと弱いリーダーしかいないと思っている。弱いと思われれば、例えばカナダのトルドー首相のようにいじめられ続ける。そういう意味では、石破さんは強いリーダーの中に入った」と分析した。
また、石破首相がなぜ強いリーダーなのかと問うた結果として「石破さんはあまり動かないじゃないですか。目線もブレない。(会談時に)座っている時も批判されましたが。握手の時に不遜に見える」とも指摘。「あれがどうもトランプさんにとっては、変わったヤツだなと。ある意味こびないみたいなところが、トランプさんの中では(石破首相は)タフ、強いリーダーのカテゴリーの中に入ったみたいです」と解説した。
一連の分析に、玉川徹氏は爆笑。「やっぱり、変人は変人を評価するんだな」と語った。
MCのフリーアナウンサー羽鳥慎一が「オレに対して、立たないなと。なるほど。これ(いすのひじかけにひじをかけたままの握手)がよかったと」と述べると、峯村氏は「意外と。不遜に見えますが、実はよかったらしいです」と、述べた。
これに羽鳥が「(石破首相が)意図したのかは分かりませんが、変わった人だな、手ごわいかもな、ということなんですね」と応じると、会談について「うまくいったと思う」と一定の評価をしている玉川氏は「トランプ大統領は変わった人だから。読めないというのが重要なんじゃないですか? こいつは謎だなと思うと、やっぱり警戒してかかるから」とコメント。「人間関係は一般でも、この人のことが分かった、となると興味がなくなってしまうし」とも口にした。