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【韓国】女子生徒刺殺事件で40代女性教師が犯行自供「どんな子供でも一緒に死ぬつもりだった」

日刊スポーツ 2025年2月12日 10時47分

韓国中部・大田市の小学校で10日午後、小学1年の女子生徒が殺害される事件が発生した。小学校の40代女教師が、女子生徒を視聴覚室に誘引し、首を絞め、凶器で殺したとの疑いがある。

ハンギョレ新聞は11日、「大田西部警察署と大田教育庁の話を総合すると、同校の女教師は、10日午後4時30分ごろ、2階の教室から出てくるキム・ハヌルさん(遺族の意で名前公開)を視聴覚室の内部資材室に誘い、犯行を犯した。女教師は10日、警察に『学校の近くでナイフを買った後、2階の視聴覚室のドアを開けた。視聴覚室の隣にある保育教室で生徒たちが授業を終えて帰る時、どんな子供でも関係なく、一緒に死ぬつもりだった。最後に出た子供に本をあげると言って視聴覚室に入らせた後、首を絞めて凶器で刺した』」と伝えた。

大田西部警察署によると、女教師は10日午後、教務室から出て、自分の車を運転し約2キロ離れたキッチン用品店で犯行道具とみられるナイフを購入。意識不明の状態で発見されたハヌルさんは、病院で心肺蘇生法を受けたが、同午後6時35分ごろに死亡が確認された。自害で重傷を負った女教師は警察に自白後、縫合手術を受けたという。

手術前、女教師は警察に「18年からうつ病の治療を受けた。休職中に自殺を考えたことがある。教頭先生が授業に入れないようにした。復職3日後、腹が立った」と述べた。

教育庁の調査によると、女教師は昨年末、うつ病を理由に6カ月の病気休暇を申請し、12月9日から病気休暇休職に入ったが突然復職申請をし、21日後の12月30日に復職した。病気休暇の前は2年生の担任をしており、復職後は教科専門担当として勤めた。

女教師は5日には、パソコン接続が遅いとしてパソコンを壊すなど暴力性向があったとされ、6日には電気が消えた教室に座っていて「一緒に退勤しよう、それとも少し話をしませんか?」と、他の教師の手首をつかんで首を絞めたという。異様な行動が続き、学校側は女教師の席を教頭の隣に移したが結局、事件を防ぐことはできなかった。

警察は11日、女教師に対する逮捕令状と押収捜索令状を発行。また、12日午前、ハヌルさんの剖検を実施する予定だ。国会教育委員会もこの事件と関連して、18日に緊急懸案質疑をすることにした。

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