韓国の野党6党が11日、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領夫妻の選挙介入疑惑などを捜査するための特別検事法(特検法)を発議した。政治ブローカーとされるミョン・テギュン氏を調査するもの。
現在、拘束されているミョン氏は同日、自身のフェイスブックに「歓迎する。特検は私が本当に望むものだ。検事11人が、4カ月に渡って私の人生を荒々しく調べた。今度は、政治家の醜悪な本性と真実を知らせる番だ」と述べた。
ミョン・テギュン氏は、大統領選挙時の与党・国民の力の党内人選時や国会議員選挙、地方選挙などで、偏った世論調査を用いて、特定人物を後押しした疑いがある。
特に「大統領夫人の金建希(キム・ゴンヒ)氏の側近」と疑われており、すでにSNSを通して行った2人の会話内容が報道されたこともある。さらに尹錫悦大統領との通話内容が明るみに出たこともある。