石破茂首相は12日の参院本会議で、7日(日本時間8日)に行われた日米首脳会談で、トランプ米大統領が、4月13日に開幕する大阪・関西万博について「関心をよく持たれていた」と述べた。
自民党の佐藤正久議員が「トランプ大統領の万博時の訪問の感触についてうかがいたい」と質問したのに対し、答えた。
石破首相は首脳会談で、トランプ氏への訪日を要請。9日に日本テレビの報道番組に出演した際「時期としては(大阪・)関西万博がある」と述べ、トランプ氏が「それはいいな」と関心を持っていたと明かし、万博開催期間中の訪日が念頭にあることに言及していた。
石破首相はこの日の答弁でも「先の会談では、大阪・関西万博をめぐっても意見を交わした。(トランプ氏は)米国館の内容をはじめ、万博に関心をよく持たれていた」と述べた上で「訪日時期については現時点では決まっていないが、近い将来に訪日が実現するよう、米国側と意思疎通をしていきたい」と述べた。
首脳会談時に発出された日米共同声明には、石破首相が近い将来の日本への公式訪問を招待し、トランプ氏が受け入れたと記されている。