自民党の今井絵理子参院議員(41)が11日、復興大臣政務官として岩手県陸前高田市で行われた「2025年大阪・関西万博復興庁展示100日前イベント」に出席。その中で述べた「陸前高田市」の略語にネット上では注目が集まっている。
今井氏はイベント内で「大変なことを乗り越えた『りくたか』の皆さんの姿を、世界中の皆さんに発信できるように」とあいさつ。陸前高田市を「りくたか」と略していた。
X(旧ツイッター)では今井氏の「りくたか」発言に対し「陸前高田を読めない読解力や地理的な知識の無さも問題だけど、『りくたか』と略すのは隣県宮城在住でも聞いたことない。とんだ非常識かつ無教養。ちなみに、地元の人は略すなら単に『たかだ』と言ってるよ」「陸前高田は『りくぜんたかだ』もしくは『たかだ』です。気持ち悪い言い方するんじゃない! 略せばカッコいいとでも思ってんのか!」「『りくたか』なんて発言初めて聞いたぞ」「今井絵理子が陸前高田のことを『りくたか』って言って炎上してるのか、少なくとも公の場や地元の人の前じゃ使わん方がいいわな」などの意見が寄せられた。
一方で「普段こういうポストはしないんですが…今井議員が陸前高田市を『りくたか』と略して批判されてるみたいです そんなに批判されることかな? 知名度がある方に名前を出して貰って、皆さんに思い出して貰えることが大事じゃないのかな? あくまでも一個人の感想です」などの冷静な意見もあった。
ほかにも「某復興担当大臣が『りくたか』呼びしたってのはそこまで目くじら立てるようなことじゃないと思うんだけどな 岩手じゃそう読まない! はそれはそうだけど実際俺が最初岩手来た時も後から『りくたか呼びはやめた方がいいですよ』って言われるまでは気づかなかったし知ってて当然!ってことはないよ」などのコメントも寄せられた。
陸前高田(りくぜんたかた)市は岩手県南東部にあり、太平洋に面している。2011年、東日本大震災による津波で甚大な被害を受けた。同市出身の主な著名人は演歌歌手の千昌夫、ドジャース佐々木朗希投手。