結成15年以内で争う漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2025」決勝が21日、都内で行われ、結成10年目で初進出のたくろうが第21代王者に輝いた。ドンデコルテ、エバースとの最終決戦を制した。過去最多1万1521組の頂点で賞金1000万円などを手にした。
出場コンビの漫才に注目が集まった一方で、審査員コメントにも注目が集まっていた。「M-1」の1週間前、13日放送の日本テレビ系「女芸人No.1決定戦 THE W 2025」では霜降り明星の粗品(32)が長尺の激辛審査を披露。同じく審査員を務めていた笑い飯の哲夫から出演ラジオ番組を通じ「粗品の時間はもうちょっと短くてよかったな」などと指摘され、騒動に展開。審査の長さと同時に審査回数も話題になった。「THE W」で粗品の審査回数は5回、哲夫は2回だった。粗品は自身のYouTubeで審査回数はMCの裁量ではなく、番組側がカンペを通じでMCに指示を出していると明かしている。
昨年に続き、「M-1」は今大会も審査員は9人体制だった。席順右から中川家礼二、海原やすよともこの海原ともこ、アンタッチャブル柴田英嗣、笑い飯・哲夫、フットボールアワー後藤輝基、かまいたち山内健司、ナイツ塙宣之、ミルクボーイ駒場孝、博多華丸・大吉の博多大吉だった。各9人の審査員コメントの数を計測した(ファーストラウンドと最終決戦後のコメントを分けて計測、日刊スポーツ調べ)。
▽審査員コメント数
・中川家礼二 5+最終決戦1=6
・海原ともこ 5+最終決戦1=6
・アンタ柴田 5+最終決戦1=6
・笑い飯哲夫 4+最終決戦1=5
・フット後藤 5
・かまいたち山内 5
・ナイツ塙 6
・ミルク駒場 5
・博多大吉 6
結果、ばらつきがないという傾向が出た。ファーストラウンドでの審査コメント数で一番少なかったのは哲夫だったが、最終決戦後のコメントを加えて「5」に並んだ。