島根県出雲市からコミュニティセンターを運営を委託されている「コミュニティーセンター運営協議会」の元職員が運営費など、約830万円を着服していたことが分かりました。
着服を行っていたのは、出雲市の乙立コミュニティセンターに勤務していた協議会の元職員です。出雲市によると、元職員は会計事務を担当していた2016年度から2023年度にかけて、コミュニティセンターの運営費など合わせて約830万円を着服していたということです。
これまで元職員が1人で会計業務に当たっていましたが、昨年度末、元職員が休んでいたところ別の職員が会計業務を行い、運営費が減っているのに気づき着服が判明しました。元職員は「借金返済・生活費に充てた」と話し、着服を認め、今年5月7日付で懲戒解雇となっています。
元職員は着服金のうち、7月22日までに約200万円を返還していますが、全額返還には至っていません。
出雲市では今後、現金の取り扱いは複数人で行うことや預金通帳、関係書類の確認を詳細にチェックするなど再発防止に努めるとしています。
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