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住民も一安心“緊急仮設通路”が完成 日御碕地区で約3週間ぶりに緊急車両の受け入れが可能に 今後一般車両が通行できる仮設う回路も開通予定 島根県出雲市

日本海テレビ 2024年7月29日 18時18分

孤立に近い状態が続いていた島根県出雲市の日御碕地区。7月29日、う回路となる“緊急仮設通路”が完成し、約3週間ぶりに緊急車両の乗り入れが可能となりました。

7月29日の朝、う回路を通って日御碕地区へと入っていった1台の救急車。7月9日、大雨の影響で崩落した県道29号。日御碕地区へ続く道路が寸断され、車両が通れない状態が続いていました。そんな中、7月29日にようやく車両用のう回路となる“緊急仮設通路”が完成。

重量が重い車の乗り入れはできないなど制限はありますが、車両の行き来が可能となったのです。ヘリコプターで対応していた緊急搬送が、車両でできるようになり住民も一安心。

住民

「一般車両は通しませんけど、救急車が通ると安心ですわね。万一の時には」

「やっぱり通れるのがよかったと思います」

Q.緊急車両だけでも通れると気持ち違いますか?

「全然違います」

今後は緊急車両のほかに朝9時から夕方4時までの間は、出雲市が指定したLPガスや灯油を運搬する車両、行政サービスのための公用車なども通行できるようになる予定です。

島根県 出雲県土整備事務所 原利枝 防災課長

「万が一に備えての緊急車両が通ったというのは、一安心かなと思っています。やはり生活物資を運ぶのが大変だとお聞きしています。(通行できる)車両が少しでも広がるように頑張っていかなければいけないなと思っているところです」

島根県では、今後一般車両が通行できる仮設う回路の設置を迅速に進めたいとしています。

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