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輸入品が安く出回った昨シーズン… 今シーズンは国内産の需要の高まりに期待 秋の味覚「ベニズワイガニ」の初水揚げ 鳥取県

日本海テレビ 2024年9月6日 17時25分

カニの水揚げ日本一を誇る境港が活気づきました。9月6日朝、日本海の秋の味覚ベニズワイガニが境港で初水揚げされました。

6日は、境港に隠岐の島の西側沖合いで漁をしていた島根県松江市の第八大岩丸など3隻の漁船が入港しました。そして、午前5時ごろから約30トンのベニズワイガニを初水揚げしていました。カニの大きさは例年並みだということです。

第八大岩丸 頼兼翔太さん

「今年も(豊漁で)いっぱい稼げるように皆さんにおいしいものを届けたいと思います」

港では、初競りのセレモニーが行われ、三本締めで今シーズンの漁の安全と豊漁を祈願していました。昨シーズンのベニズワイガニの価格は輸入品が安く出回り影響を受けたため、関係者は今シーズンの国内産の需要の高まりに期待していました。

朝の初競りでは1箱・30キロあたりの平均価格は去年より766円安い1万2247円。また、同じ1箱・30キロの最高価格は、7万600円と去年と同じ価格で競り落とされました。

境港カニ水揚げ日本一PR実行委員会 越河彰統 会長

「本当においしいカニなので、食べていただくとその価値は分かっていただけると思います。是非、まずは一匹でもかまいませんので、食べていただければ、今後の需要につながっていくと信じています」

そして、境港で水揚げされたばかりの新鮮なベニズワイガニが昼前から店頭に並びました。境港水産物直売センターでは、1枚1000円から6500円程で販売されています。さっそく味わった人はー。

ベニズワイガニを食べた人

「おいしいです。甘くてみそも濃厚だし(今シーズン)たくさん食べます」

三光水産 礒江健司さん

「(初水揚げは)うれしいです。今が旬なので是非食べてもらいたいです」

境港の昨シーズンのベニズワイガニの水揚げ量は、約5400トンで今シーズンも同様の水揚げを見込んでいます。

待ちに待ったカニシーズン到来。ベニズワイガニ漁はこれから10か月間、来年の6月末まで続きます。

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