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衆議院選挙公示 4月の補欠選挙で自民が議席を失った選挙区 女性3人が議席を争う 島根1区

日本海テレビ 2024年10月15日 18時22分

10月15日に公示された衆議院選挙。12日間の選挙戦がスタートしました。山陰両県4つの選挙区に12人が立候補しています。このうち島根1区に立候補したのは届け出順に

〇立憲民主党の前職・亀井亜紀子 候補

〇共産党の新人・村穂江利子 候補

〇自民党の前職・髙階恵美子 候補

以上の3人です。

立憲民主党の前職・亀井亜紀子氏は松江テルサ前で約300人の支援者を前に第一声を上げました。

亀井亜紀子 候補

「自民党の裏金問題について、裏金を作った議員を自民党が公認するのかしないのか石破さんも発言がぶれました。やっぱり自民党じゃ変えられないんだな、だから私たちが力をつけなきゃいけないな、政権交代が必要だ。そのように再認識しております」

亀井氏は2007年の参院選で初当選、2017年の衆院選では比例復活で初当選しました。今年4月に行われた衆院島根1区補欠選挙では、自民党の新人候補に2万票以上の差をつけ勝利。長年、自民党が独占していた議席を勝ち取りました。

今回の選挙では、人口減少対策や非正規雇用者の待遇改善などを政策に掲げるほか、自民党派閥の裏金事件について厳しく追及していく構えです。

亀井氏は前回の補欠選挙後も地域住民との交流を続け、青空集会や茶話会を約30回に渡り開催。10月14日の事務所開きには、立憲民主党の大串博志選挙対策委員長も応援に駆け付け、再選を誓い合いました。

亀井亜紀子 候補

「今どうでしょうか?私たちが今抱えている問題の多くがやはり過去の政策のその副産物、負の部分が現れているのではないでしょうか。私がここで勝たせていただくことで、今の皆さまの切実な声、青空集会、茶話会で皆さまからいただいた切実な声を必ず国会に届けてまいります」

◇ ◇

共産党の新人・村穂江利子候補は松江市で約100人の支援者を前に第一声をあげました。

村穂江利子 候補

「心配だ、助けてほしい、政治は一体何をしているのか。原発ゼロ、そして物価高騰の一番の特効薬である消費税5パーセント減税。この二つを訴える唯一の候補者として、精いっぱい、全身全霊で戦い抜きます」

村穂氏は島根大学法文学部を卒業後、高校教諭やボランティア団体事務局長などを経て現在、共産党島根県委員会の副委員長を務めています。今年12月に予定されている島根原発2号機の稼働への反対のほか、消費税の引き下げなどを訴えます。

今年4月の衆院島根1区補欠選挙では、立憲民主党の亀井氏を自主的支援するため、直前で立候補を取りやめた村穂候補。腐敗政治を一掃するため、再び立候補を決意し、街頭演説やミニ集会を重ねました。

村穂江利子 候補

「この保守王国・島根において大きな山を動かし、その大きな山を動かした後に私たち国民が主人公の社会を実現していく。裏金で動く政治ではなく、私たちの国民の声で動く、声が届く政治を実現するために精いっぱい頑張ります」

◇ ◇

自民党の前職・髙階恵美子氏は、島根県庁前で約1000人の支援者を前に第一声をあげました。

髙階恵美子 候補

「ここ島根で日本創生の先駆けとなる、その活動をさせていただく大切な大切な最初の選挙であります。この島根を人生満足度、幸福度ナンバーワンといわれる地域にしたいということであります」

宮城県出身の髙階候補は、2010年に参院比例代表で初当選、2021年の衆院比例代表中国ブロックで初当選しました。約15年の国会議員経験を生かし、離島や中山間地域における農林水産業の振興や社会保障制度の充実などを進めていくとしています。

前回の補欠選挙で奪われた議席を取り戻すため、公示前から積極的に活動。自民党派閥の裏金事件のイメージを払拭するため、“清廉潔白な政治”を強調しています。

10月13日は自民党の青木一彦官房副長官も駆け付け、一緒に大票田の松江市を回り、各地でミニ集会を開催しました。

髙階恵美子 候補

「島根1区では、そのわずか残された一議席を失って、まもなく一年が過ぎようとしています。しっかり勉強します。そして叩き上げですが、政策の場にそれを実現するべく全力で取り組みたいと思います。島根の未来のために」

自民党派閥の裏金事件が発覚して以降、初めてとなる総選挙。投開票は10月27日に行われます。

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