今年1月の能登半島地震で大きな被害を受けた石川県。このうち、鳥取県が支援を行っていた石川県志賀町から、稲岡町長が鳥取県の平井知事を訪れ復興状況などを報告しました。
10月23日、鳥取県庁を訪れたのは、石川県志賀町の稲岡健太郎町長です。今年1月、最大震度7を記録した能登半島地震で大きな被害を受けた志賀町。鳥取県は物資輸送や家屋の被害調査の支援などを行い、これまでに延べ8人の職員を現地に派遣しました。これを受けて23日、稲岡町長が平井知事に復旧状況の報告を行いました。
稲岡町長は、支援や励ましの声に対し感謝を伝えつつ、建物の公費解体が全体の12%しか進んでいないことや、1か月前の豪雨で地盤のゆるみを実感したことなどを知事に説明。引き続きの支援を要請しました。
鳥取県 平井伸治 知事
「ぜひ率直なお話をお伺いさせていただいて、我々ができることは志賀町のために展開していきたいと思います」
石川県志賀町 稲岡 健太郎 町長
「(余震が続き)出ていかれた住民の方がいるんですが、残られた方が大変不安に思われている。そういった方々の不安を少しでも和らげる安心した街づくりを進めていきたいと思っています」
能登半島地震により志賀町では、15人が亡くなっています。稲岡町長は復帰や復興は長いスパンになるとして、多くのマンパワーを要請したいと話していました。
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