10月31日のハロウィーンを前に、鳥取県琴浦町にあるケーキ店がある悩みを抱えていました。
パティスリーモンテでは、ハロウィンに合わせ、カラフルでかわいらしいケーキを7種類販売しています。モンブランをシュー生地で挟んだオリジナルケーキには、紫芋のパウダーに大きな目玉がギョロっと光ります。脳みそをイメージしたというロールケーキもインパクト抜群で、鳥取県のブランドイチゴ「とっておき」を使ったクリームがたっぷり乗っています。
客
「怖い感じで、ハロウィーンぽくていいと思います」
オーナーパティシエ 飛川貴寛さん
「不気味かわいいを目標に製品作成をしました。意外と好評で来年もしてみようかなと、今考えてます」
楽しいハロウィーンの一方でオーナーを悩ませていることがー。
オーナーパティシエ 飛川貴寛さん
「ずっと値上げ、値上げで、また上がりますみたいな。上がり過ぎて分からないくらい上がってるんですけど、最近だとチョコレートが一番値上がりが大きくて」
押し寄せる、値上げの波。卵、牛乳、バターなどケーキに使う原材料は去年と比べて約1割値上げ。さらに最近原料として使っているチョコレートが3倍の値段に跳ね上がったといいます。原材料以外にも、電気代やラッピングの箱、人件費もかさみ、ケーキも値上げをせざるを得ない状況が続いています。
オーナーパティシエ 飛川貴寛さん
「味はなるべく変えないようにしたいので、今まで使ってた材料とちょっと安価なものを少量混ぜて原価を下げるっていう方法をしています。乗り切っていくしかないかなっていうふうに、今は考えています」
楽しいハロウィーンの裏で物価高騰の影響を受けているケーキ店。さまざまな工夫で苦境を乗り切ろうと努力を重ねていました。
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