12月上旬にも再稼働する予定の島根原発2号機。10月から核燃料を原子炉に入れる作業が始まっていて、11月1日に、メディアに公開されました。
島根原発2号機の最上階で行われている、「核燃料」を原子炉へ移す作業「燃料装荷」。原子力規制員会に再稼働が承認され、安全対策工事も終了したため、10月28日から始まりました。
島根原子力発電所 岩崎晃 所長
「特に大きな異常もなく、順調に進捗してございます」
核燃料は1体、重さ約300キロ、長さ4.5メートル。560体を入れる予定で、11月1日の朝の時点で半分以上を装てん、この3連休で作業が終わる見込みです。作業員たちも「燃料装荷」は14年ぶり。これに向けた訓練を重ねてきました。
全国で唯一県庁所在地にあり、福島第一原発と同じ「沸騰水型」の2号機。予定通りいけば、同じタイプの再稼働としては宮城県の女川原発に続き2例目となります。
島根原子力発電所 岩崎晃 所長
「燃料装荷までこれたのは、地域の皆さまのご理解があったおかげだと考えておりまして、一つ一つのステップを確実にしながら、安全に燃料装荷を進めていきたいと考えております」
今後、原子炉圧力容器の検査などが行われ、12月上旬には、制御棒を引き抜いて核分裂させて原子炉を起動、2号機を「再稼働」させます。そして発電を再開し、来年1月上旬から営業運転する予定です。
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