石破首相が主な政策の一つとして掲げる防災庁の開設。11月1日に、内閣官房の中に防災庁の設置に向けた準備室が発足しました。準備室では集まった職員を前に石破首相が訓示を行いました。
石破茂 首相
「平時から不断に万全の備えを行うことが必要不可欠であります。そのためには専任の大臣を置き、十分な数のエキスパートをそろえた本気の事前防災のための組織が必要である。これが私が設置を目指す防災庁であります」
石破首相は、人命最優先の防災立国を実現し、災害発生時の被害を最小化する「事前防災」の徹底や迅速な復旧・復興を図る考えです。また、防災庁の設置準備は赤沢経済再生相が担当することになっています。
赤沢亮正 経済再生相
「あるべき防災庁設置を見据えて、内閣防災と連携し目指すべき方向性とそのために必要な体制の在り方について、企画・立案を進めていただきたい」
政府は2026年度をめどに「防災庁」を設置し、将来的には「防災省」への格上げを目指す方針です。
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