11月7日は、暦の上では冬の始まり「立冬」。山陰地方は気温の上がらない肌寒い一日となりました。そんな中、島根県松江市玉湯町には新たな“あったかスポット”が登場しました。
2021年に閉校した大谷小学校と同じ施設内にある、旧大谷幼稚園が今年9月、カフェに生まれ変わりました。
高井和代 記者
「中に入ると、温かな空気。出迎えているのは、奥にある薪ストーブです」
いまや珍しい薪ストーブを中心にしたカフェ。島根県松江市玉湯町の大谷地区にある薪ストーブの販売店がストーブをきっかけに人が集まる空間を目指し、オープンしました。
薪火カフェ KOTA 戸谷広子 店長
「夏が長かった分、スタートが遅いかなとは感じてますけども、やっとこの季節がやってきました」
オープンした9月は夏日が続いたため、ストーブはつけずに営業をしていて、本格的に稼働させたのは約1週間前ということです。薪による自然の木の香りと、暖かな空間での食事。11月7日も早速、客が訪れ、冬の始まりをぬくぬくと過ごしていました。
客
「朝寒かったよ。服を5枚くらい着てます。(ストーブは)いいね。雰囲気がいい」
客(チェコ在住の日本人)
「風が吹くとやっぱりすごく寒いと感じるんですけど、こうやってストーブの前だと芯から温まるので、すごく日本の冬は良いなと思います」
薪火カフェ KOTA 戸谷 広子 店長
「薪火を眺めるとぼーっとしてられるよねっていわれるんですけど、ぼーっとしてる時間って無駄じゃなくて心の癒しだったり、心休める時間なので、そういう時間を作っていただける場所として活用していただけたら、うれしいなと思います」
薪火カフェでは今後、本格的な冬に向け、屋外でのたき火イベントなど、炎で冬を楽しむ催しも計画しています。
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