国道29号を中心に鳥取県内各地で撮影が行われ、11月8日から全国で公開が始まった綾瀬はるかさん主演の映画「ルート29」。撮影の裏側を知ることができるパネル展や応援グルメも登場しています。
映画「ルート29」は、綾瀬はるかさん演じる、人と交わろうとしない寡黙な清掃作業員が、風変わりな少女と出会い、姫路から鳥取を結ぶ国道29号を進む、2人だけの旅を描いた物語です。
映画の公開に合わせ、ロケ地にもなった鳥取市の鳥取太平線通り商店街では、8日からパネル展が開かれています。
去年の夏。国道29号を中心に鳥取県内各地で行われた映画のロケ。パネル展では、撮影で使った壊れた車をクレーンで移動している写真や、映画のシーンや撮影の裏側を紹介したパネル10枚が展示されていて、映画をさらに楽しむことができます。
パネル展を訪れた人の中には、エキストラとして映画に出演したという人もー。
エキストラとして出演した人
「(撮影は)とても楽しかった。一つのものを作り上げるっていう皆さんばっかりなので、映画を完成した時、撮影を終えたというので皆さんでわーっとなって。とても素晴らしい。いろんなことを考えさせられる映画でしたね」
鳥取太平線通り商店街振興組合 石上晋一 代表理事
「去年の夏の撮影の時、すごい人だった。商店街の周りが。実際にロケがどんなものだったかっていうことを見ていただきたい。そしてこの映画を通じて、鳥取やこの商店街がもっとにぎわえばいいなという思いでパネル展を開催しました」
このパネル展は、鳥取市のMIXギャラリー夏色で11月24日まで開催されています。
また、東京のアンテナショップでは映画「ルート29」を応援するグルメフェアが開かれています。11月7日はメディア発表会が行われ、森井勇佑監督と鳥取県の平井知事が出席しました。
グルメフェアでは、綾瀬はるかさん演じる「トンボ」が着ているピンクのつなぎと、大沢一菜さん演じる「ハル」が着ているブルーのオーバーオールをイメージした、あいがけカレープレートが販売されていて、トッピングには国道29号沿線の鳥取県八頭町産のキノコを使用しています。また、八頭町産の柿を贅沢に使ったプリンも販売されており、柿プリンを試食した平井知事はー。
鳥取県 平井伸治 知事
「柿の濃厚な深みのある秋の味わいの、それに栗も少し添えて美味しいプリンになってると思います」
このほかにも映画に出てくる森の親子にもらった魚をイメージした鳥取県産のハタハタの塩焼きや自慢の29(肉)を使った鳥取和牛ステーキなどが提供されています。
映画「ルート29」 森井勇佑 監督
「国道29号線の一本道を旅する映画なんですけれども、2人がどういう風に旅をしたのか、その時にどういう特別な時間を過ごしたのかというのをぜひ皆さんと共有できればなと思ってこの映画を作りました。鳥取の魅力的な風景をたくさん切り取らせていただきましたので、ぜひそれも楽しんでいただけたらと思います」
映画を応援するグルメフェアは、11月22日まで東京のアンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」で開かれています。
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