鳥取県日南町では、秋の風物詩である大イチョウ。今年は秋になっても暖かな天候が続いたため、色づきが例年よりも遅れています。
高井和代 記者
「去年の今頃は、真っ黄色に染まった名物のイチョウですが、今年はほとんど色づかず、黄葉がこれからという状態です」
鳥取県日南町の旧日野上小学校の校庭にある大イチョウは、高さ18メートル、樹齢は100年以上もあり、町のシンボルとして長年愛されています。日南町では今年も、紅葉シーズンに合わせ、11月8日から観光客を迎え入れる体制を作っています。は9日と10日は、イベントを開く予定ですがー。
日南町役場まち未来創造課 岸本絵美さん
「(色づきが)2週間程度、遅くなっております」
本来、朝晩の寒暖差で黄葉が進むイチョウの葉。今年は、9月から暖かい日が続いたこため、色づきが2週間遅れているということです。それでも8日は秋晴れの下、次々と観光客が訪れ、青空とイチョウをバックに、これから魅力を増す秋の景色を堪能していました。
観光客
「もっと黄色いじゅうたんになっているのを見たかったんですけど、早かったかな、きょうは」
「初めてなので来ようと毎年思っててやっと来れました。(イチョウが)ちょっと緑でした」
去年までは例年この時期に黄金色に輝き、大勢の人が訪れていた大イチョウ。葉が散ったあとは、一面のイチョウのじゅうたんも楽しむことができます。
日南町によりますと、今年の大イチョウは、来週半ばから本格的な色づきが進み、今年は例年より長く11月末まで見頃が続くと予想しています。
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