高校生が「地産地消」をテーマに開発したメニューが、11月18日に自衛隊の食堂で初めて提供されました。
陸上自衛隊米子駐屯地の食堂で隊員たちが手にしているのは唐揚げ。梨とらっきょうの甘酸っぱいソースがかかっています。この唐揚げメニューを考えたのは倉吉北高校の生徒たち。
倉吉北高校調理科 塩見瞭さん
「ソースでさっぱり感を加えて、軽く食べられるような唐揚げに仕上げました」
高校生が考えたメニューがなぜ自衛隊で提供されたのか?そこには自衛隊ならではのある事情がありました。
陸上自衛隊米子駐屯地 植田成彦さん
「朝・昼・晩、常に食べに来られますのでいかに皆さんに飽きられない良いメニューを作るかというのを常に心がけております。」
ここでは隊員の約3分の1が駐屯地の中に住んでいて食事をとるのは全てこちらの食堂。多くの隊員にとって食事は貴重な息抜きの時間になっています。そこで今年の夏、倉吉北高校と鳥取県内の自衛隊などがコラボし、唐揚げの新メニューを開発しました。
今回の新メニュー、隊員たちの評判は?
隊員
「酸味が唐揚げによく合っててご飯進んでいっぱい食べたいですね」
「やっぱりこう1つ違ったような味出すと自分たちも楽しみがあるんで」
「めちゃくちゃ良いと思いますよ」
食堂には感想を投票するコーナーも設けられていて、評判はなかなかのようです。
倉吉北高校調理科 塩見瞭さん
「目標はここの定番メニューになることです」
今後も高校生などと協力して、新メニューを開発したいということです。
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