高校生に森林保全や資源の循環について考えてもらおうと、地元の間伐材を使用したベンチの製作が11月6日行われました。
小雨の降る中、鳥取市の高校に響く木を叩く音。11月6日、鳥取県立鳥取西高校で、智頭町の間伐材を使ったベンチの製作が行われました。
参加したのは高校1年生と2年生の約30人。鳥取県東部の森林が荒廃していることを心配し、森の再生や資源循環を知ってもらうため鳥取ロータリークラブが企画しました。
11日は事前に加工されたベンチの材料を高校生たちが組み上げていました。金づちやヤスリを使って、重い木材をベンチへと仕上げ、完成した8台のベンチはロータリークラブから高校へ寄贈されました。
高校生
「緑色の塗料がなじまなくて難しかったです」
「たくさんの人がこのベンチで疲れを癒やしてくれたらと思います」
鳥取ロータリークラブ 寺谷淳 財団委員長
「若い方と一緒に作業すること、この智頭の間伐材の香りを嗅ぎながらやっていったというのは非常に意義のあることかなと」
高校生の活力と、ロータリークラブの経験に基づいた指導で完成した色とりどりのベンチ。ベンチは校内に設置され、地域交流などに活用していくということです。
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