まもなく訪れる雪シーズンに備え、鳥取県と米子市は、11月21日に初めて合同で除雪出発式を行いました。
除雪出発式は、除雪車11台が配備されている中、鳥取県と米子市の除雪業務を請け負う39の業者が出席しました。式では、鳥取県西部総合事務所の中原美由紀所長と米子市の伊木市長が、今シーズンの除雪作業に期待し激励のあいさつを行いました。これに対して除雪事業者の代表が、決意表明を行いました。
除雪業者 原明沙恵さん
「最後まで一致団結し、安全第一で除雪活動にあたることを誓います」
鳥取県内では、7年前の記録的な大雪で車が立往生するなど大規模な交通障害が発生していて、近年、一層の除雪体制の強化が求められています。
鳥取県西部総合事務所 中原美由紀 所長
「いつどんな大雪が降るかわかりませんので、日頃から万全の体制を整えて作業の安全を確保して、そのうえで住民の皆さまの安心安全を確保して除雪を行っていきたい」
除雪する大人たちに小さな心強い味方も。東みずほ幼稚園の園児たちが、除雪車出発式に参加。除雪車の乗車体験を行った後、除雪作業者に激励のダンスを披露。そして花束も贈呈しメッセージを贈りました。
園児
「スリップに気をつけて頑張ってください」
除雪作業者
「使命感を持って、地域のためにわれわれが除雪を頑張るぞという気持ちになりました」
米子地区では昨シーズン、除雪車が86日出動。今シーズンは、12月1日から車道上に雪が5センチから10センチ程積もると見込まれる場合、除雪作業の準備を始めるということです。
より安全な除雪作業で大雪被害を最小限に食い止めるためにも、各自治体や除雪業者の一層の連携強化が求められます。
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