小学生に二酸化炭素の吸収や水を蓄える機能など森林の持つ役割を知ってもらおうと、鳥取市でスギの植林体験が行われました。
鳥取市の国府町にある里山で行われていたのは、里山の整備事業。11月22日は、鳥取大学附属小学校5年生の児童約60人が参加し、スギの苗木を1本ずつ植えていきました。里山整備事業は、子どもたちに森林の役割について学んでもらおうと、鳥取北ロータリークラブと鳥取県東部森林組合が共同で毎年、実施しています。
今年は初めて、小学校での出前授業も行い、森林が二酸化炭素の吸収や災害の防止に役立っていることを伝えました。今回、植えられたスギは「エリートツリー」と呼ばれるもので、通常のスギに比べ花粉の量が少なく1.5倍の早さで成長する特別なスギだということです。
参加した小学生
「環境問題とかSDGs、CO2削減とかを学びました」
「1つの木でいろんなことができるんだと思って、うれしかったです」
鳥取北ロータリークラブ 水野治郎 会長
「子どもたちが共同作業をすることで、普段の学習では得られない貴重な経験ができるのかなと。今年8年目ですので来年、再来年と対象の学校も違ってきますしそれぞれすそ野を広げていくように」
ロータリークラブと森林組合は、今後もこうした活動を通じ里山の役割を伝えていきたいとしています。
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