アンケートで予想を上回る実態が浮き彫りになりました。鳥取県境港市の境港市議会は、現職議員の市役所の職員に対するハラスメントに関するアンケートの結果を11月22日に市長に報告しました。
11月22日は、境港市議会の永井章議長など4人が市役所職員を対象に初めて実施した現職議員のハラスメント行為についてのアンケート結果を伊達市長に手渡しました。アンケートは、管理職など607人を対象に10月9日から31日まで行われ、2割に当たる123人が回答。このうち、議員のハラスメントを「受けた」あるいは「見た」と回答した職員は45人と回答者の37%となっています。
議員のハラスメント行為について最も多かったのが「高圧的な態度」(37人)、続いて多かったのは「理不尽な要求」(17人)、「長時間の拘束」(10人)、「どう喝」(7人)などとなっています。
また、議員のハラスメントで「業務への支障があった」と回答した職員は23人でした。
境港市議会 永井章 議長
「非常に重く受け止めています。議会全体として今後、対策を考えていきたいと思います」
境港市 伊達憲太郎 市長
「(ハラスメントが)多いという気がしています。議員も市民の付託を受けてしっかりと仕事されているので、アンケート結果を絶対忘れることなく活動をしていただきたい」
境港市議会では、今回のアンケート結果を重く見て11月26日の議会改革推進特別委員会で議員の意識改革や啓発とともに、ハラスメント防止対策を検討していくとしています。
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