東京都で11月25日に全国知事会議が開かれ、鳥取県の平井知事などが出席する中、地方創生など、政府への要望が話し合われました。
東京都の都道府県会館で開かれた全国知事会議には、47都道府県の知事などが出席しました。会議では、地方創生や子育て政策など、政府への提言について話し合われました。鳥取県の平井知事は、地方創生についてー。
鳥取県 平井伸治知事
「それぞれの地域の豊かさ、人口が失われ、集落が失われ、われわれの暮らしがなくなってしまうかもしれない。そんな瀬戸際の中で、最後のチャンスだと思います。この度、この地方創生、日本創造ということをぜひ仕掛けていかなければならない」
また、会議の中では、「103万円の壁」の見直しなど来年度の税制改正についての議論も。基礎控除の引き上げに、賛同する意見がある中、平井知事は、財源については政府が責任を持つべきだと指摘しました。
鳥取県 平井伸治知事
「住民のため、地域のためにわれわれ何をすべきか。それが首長の役割である。この首長の役割を分からずして、あいつらは工作をやっているんだっていうのは言語道断だと思います」
国民民主党の玉木代表が、103万円の壁の見直しについて「総務省が知事会や自治体の首長に対し反対するよう工作をしている」などと発言したことに対し、怒りをあらわにしました。
こうした出席者の意見を踏まえ、全国知事会長を務める宮城県の村井知事はー。
宮城県 村井嘉浩知事
「補填をするなら当然恒久的財源、 真水でいただく、これ当然のことだと思っておりまして、間違っても臨財債等で、借金で穴埋めするというようなことはないように。これもしっかりと申し上げてまいりたいと思います」
全国知事会議の終了後は総理官邸へ場所を移し、石破首相と意見交換を行いました。
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