現職議員の市職員に対するハラスメント調査を実施していた境港市議会は11月26日、議員のハラスメント防止対策について初めての検討会を行いました。
境港市議会は、10月に初めて現職議員の市役所職員に対するハラスメントのアンケートを実施。607人のうち123人が回答しましたが、その結果、議員のハラスメントを「受けた」あるいは「見た」と回答した職員は45人。また、議員のハラスメントで「業務への支障があった」と回答した職員が23人いたとして、伊達市長に結果を報告しました。
こうした予想を上回る実態を受けて、26日、境港市議会は、議会改革推進特別委員会を開き、議員一人一人が今回のアンケート結果を踏まえて、見解や今後の対応について述べました。
議員
「議員のそれぞれの意識をしっかり変えていく」
「ハラスメント防止対策ということを早急に議会としても何らかの形にする」
このほか、議員からはハラスメントを可視化できる工夫や職員と単独での対応にならないように努めることも必要といった提案も出されました。
議会改革推進特別委員会 柊 康弘 委員長
「(アンケート結果を)非常に厳しく受け止めています。(職員の)業務に支障も出たという答えもかなり多数入っていて、今後このようなことがないよう(対策を)しっかり議論を尽くして方向性を作っていきたい」
境港市議会では、各会派ごとにハラスメントの改善策も協議したうえで、引き続き、議会改革推進特別委員会で今後のハラスメント防止対策の検討を行いたいとしています。
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