11月も残りわずかとなりました。冬の足音が聞こえる中、市街地では防寒着に身を包む人の姿も。こうした中、食べたくなるのがアッツアツのたい焼き。たいやき店には多くの人が温もりを求めて訪れていました。
客
「あたたまりますし、おいしいなと」
鳥取県大山町御来屋にある「林たい焼き店」は、50年近い歴史がある老舗のたい焼き店です。大山町御来屋の通りの一角にあり、寒くなるこの時期、次から次へとお客さんが訪れています。
林たい焼き店では、昔ながらの製法で金型に小麦粉や卵で作った生地を流し、つぶ餡とこし餡を半々にしっぽの先まで入れています。そして1枚1枚、プロパンガスの優しい炎でていねいに焼いています。
店内は、昭和も感じさせる懐かしい雰囲気でお客さんは、お店の人との会話も楽しみながら、たい焼きを買い求めています。
客
「友達におみやげとして」
Q.何個買われました?
「10個ですね。たい焼きとコーヒーで身体がポカポカです」
「ここのたい焼きは、うまいから食べていて、何年も前から来ています」
燃料費や小麦粉などの原材料費の価格が、年々高騰していますが、こちらの店では、一人でも多くの人に温かいたい焼きを味わってもらおうと、値上げはせず1枚150円で販売しています。
林たい焼き店 林 龍彦さん
「お客さんに喜んでもらえるのが、一番のやりがいというか、寒くなってお客さんが少し増えたかな」
これから冬本番となり寒い日が続きますが、このたい焼き店では寒ければ寒いほど、温かいぬくもりを求めて多くの人たちが訪れてきそうです。
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