島根県松江市に住む60代の女性がSNSで知り合った相手から355万円をだまし取られる詐欺被害に遭いました。
警察によりますと、被害女性は今年の7月下旬、インスタグラムで「佐藤」と名乗る男性からダイレクトメッセージが届き連絡をとるようになりました。佐藤は、被害女性に対し好意があるかのようなメッセージを送ってきたといい、その後「投資の勉強をした方がいい」と投資に誘ってきたといいます。
佐藤から「プラットホーム」という暗号資産を扱うサイトの説明を受け、10月中旬に指定された口座に5万円を振り込むと、儲けた分が被害女性の口座に振り込まれました。佐藤を信頼した被害女性は、その後、6回に渡って合計355万円を振り込んだということです。
しかし、お金を引き出そうとすると、口座は凍結され、さらにお金を要求されたことから警察に相談したところ、詐欺だと判明しました。
警察は「SNSやネットで知り合った人からもうけ話を勧められる」「振込先の口座が個人名」「お金を引き出そうとしても引き出せず、さらにお金を要求される」といった場合は詐欺を疑い、相談してほしいと呼び掛けています。