子どもたちへの食育活動の一環として、「味覚」について料理のプロなどから学ぶ授業が島根県松江市で行われました。
松江市の中央小学校で行われたのは、フランス発祥の「味覚の一週間」と呼ばれる食育の体験型の授業。味覚の基本を知り、食べる楽しさを知ってもらおうと毎年全国で開催されていて、山陰両県では18の小学校で行われました。
講師は、松江市の旅館で調理を担当する野津卓也さん。基本の5つの味覚「塩味(えんみ)」「酸味」「うま味」「苦み」「甘み」を知ってもらおうと、島根県産の食材が用意されました。中でも「塩味」は島根県産の藻塩を試食して確認。授業では、昆布・カツオを使った合わせ出汁も振る舞われ、子どもたちはそれぞれ食材から生み出される「うま味」を体験していました。
子ども
「いろんな味を食べて、いろんな味のことが分かった」
「自分の知らない中にもいろんな味があるんだな」
「味をもうちょっと意識して、こんな味だなっていうのを感じたりしてみたい」
味覚の一週間島根県支部 上田まり子 支部長
「本物の5つの味を味わってもらって、知ってもらう、感じてもらうっていうのを大事にしています。そこに地域の食材を使うことで、地元愛を育んで島根県はすてきだなって子どもたちが自慢できるような取り組みになると良いなと思ってやっています」
主催者はこの体験授業を通して、未来の食の担い手である子どもたちの食文化のさらなる発展につなげたいとしています。
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