今年1年を1文字で表す「今年の漢字」。12月12日、京都の清水寺で描かれたのはー。5回目の選出となる「金」。大谷翔平選手や、パリオリンピック・パラリンピックでの日本人選手の活躍が”光”の金に。また、政治の裏金問題や闇バイトによる強盗事件、物価高騰などで”影”の金の印象となったことが理由となりました。
そこで気になるのは山陰の1年を表す漢字。街行く人に、「今年の漢字」を聞きました。
鳥取県でも、やはりー。
街の人
「お『金』!」
「年金暮らしはもう『金』しかない」
「全体がもう上がってるでしょ。大変よ年『金』節約せなあかんし」
家計をひっ迫した今年の物価高。コメや農作物などが大幅に値上がりし、消費者に厳しい1年となりました。
『停』を選んだ人
Q.どうしてこの1文字を?
「『定年』になったからです」
Q.文字が違うようですがー。
「いや、私にとって定年は「停まる」定年ですわ。収入が「停まる」というかー。定年に近づいてオートバイを買いまして、今はオートバイに乗ってます」
競泳でオリンピック出場を目指している人は、
『苦』を選んだ人街の人
「苦しい1年だったというのがありますね。(水泳で)ベストから何秒落ちー。将来の夢がオリンピックなので、歳はあと4年で30歳になっちゃうんですけど、もう1度チャレンジして頑張っていきたいなと」
一方、うれしかった瞬間を一文字にした人も。
『昇』を選んだ人
「ネイリストなんですけど、店長になったので昇進の『昇』です」
一方、島根県では、学生たちに今年の漢字を聞いてみました。
『新』を選んだ学生
「今年から一人暮らしとか環境が新しくなって、新しい友達も増えたりとか、自分で新しいことに挑戦することが増えたので『新しい』にしました」
新生活がスタートした1年生、新しい出会いがあったと言います。また、充実した1年だったと振り返る学生も。
『満』を選んだ学生
「友達とか彼女とかとの旅行とか今年末で発表とか論文に追われてるんですけど自分なりに両立してできたかなと」
『究』を選んだ2人組の学生
「植物に含まれるビタミンCに関する研究をしてます。すごい研究ばっかりの一日を過ごしてるので、自分自身も究めていってる自分自身を高めていっているところがあるので、この字かなと」
また、来年も夢に向かって突き進む1年にしたいと話す学生もいます。
『勉』を選んだ学生
「飛行機のディスパッチャーっていう仕事なんですけど、飛行機の重量とかを量って本部に伝えたりする仕事で面白そうだなと思って。計算力とか、冷静沈着さとか必用かなと思うので、そういう所を鍛えていけたらなと思います」
世の中、明るい話題だけではなかったこの1年。それでも学生たちは前向きな「漢字」で今年を振り返っていました。
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