今年1年の感謝をささげます。島根県安来市の清水寺では、古いお守りなどの縁起物を納める師走恒例の「大梵焼祭」(だいぼんしょうさい) が行なわれました。
師走に響く、ほら貝の音。「厄払いの寺」として知られる安来市の清水寺では、毎年12月17日に年送り行事「大梵焼祭」を行っていて、例年500人から600人が参拝しています。
中央の護摩壇には、古くなったお札などが集められ、山伏によって、お清めの儀式が行われました。そして、四方に悪魔ばらいの矢が放たれました。
その後、護摩壇に点火。瞬く間に炎が上り、白い煙が天に上ると、参拝者は手を合わせながらこの1年の感謝と新しい年の無病息災や家内安全などを祈っていました。
参拝者
「今年は北陸の方で地震がありましたが、来年は明るい年がいいですね」
「孫が来年大学受験もありまして合格祈願をお祈りして 。孫は双子なんですけど1人は進学先が決定しているのでもう1人がんばらないと」
「家内が元気なこと、それから世界平和。原爆とか被団協のノーベル平和賞をいただいたこととか、平和に対してすごい意識された年でしたね。うれしかったことはひ孫ができたこと。すごくかわいいんですよ。それに癒やされていいお年になりそうです」
願いが書かれた護摩木がお経とともに炎の中に投げ入れられると参拝者は、あたたかな空気に包まれながら、来る年に思いをはせていました。
この記事の動画はこちらから再生できます