中国地方の上空5500mには、平年より10℃ほど低いマイナス36℃以下の強い寒気が流れ込み、山陰地方でも、12月18日の夜から雪の降ったところがありました。
街の人
「寒いですね。もっと暖かい格好で来ればよかったなと」
「滑りそうだったんでしっかり踏みしめながら歩かないとって気を付けています」
12月18日午前11時から12月19日午前11時までの降雪量は鳥取県大山で24センチ、島根県飯南町赤名と浜田市弥栄で17センチ、奥出雲町横田で15センチ、鳥取で8センチなどとなっています。
また12月19日朝の最低気温は鳥取0.2℃、松江1.8℃、今シーズン一番の厳しい冷え込みとなった地点もありました。そんな中、うれしい声が聞かれたのはスキー場。
小田原安理 記者
「明日オープンする飯南町のスキー場、例年より積雪に恵まれ、今も雪が降り続いています」
島根県飯南町にあるスキー場「琴引フォレストパーク」。12月20日の営業開始を前に前日からリフト周りの雪をきれいにならしたり、安全に滑れるよう、圧雪車でゲレンデの雪を平らにしたりする作業などが行われていました。
琴引フォレストパーク スタッフ
「今年は珍しくオープン日にリフトが2台動くんですよ。いつもは大体1台なんですけど、ちょっと雪が多いからこっちのリフトも明日動くんです」
取材したスキー場では例年、人工雪などを利用しても雪が足らず、1つのコースのみでシーズンを開始することがほとんど。しかし、今年は12月14日から12月19日にかけてしっかりと雪が降り、積雪量が40センチほどあったことから、初心者用コースと上級者用コースの2つのリフトが初日から稼働する予定だということです。
琴引フォレストパーク 田中宏明さん
「昨年は雪不足で悩まされて、なかなか苦しんだんですけど、見ての通り数日前から雪がしっかり降って、幸先良いスタートが切れるんじゃないかなと思ってます」
琴引フォレストパークは、12月20日朝8時半から営業を開始する予定です。
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