警察官を名乗る男から「あなたの名前の口座が犯罪に利用されている」との電話を受けた島根県浜田市に住む70代の男性が、100万円をだましとられる特殊詐欺被害に遭いました。
警察によりますと12月17日、浜田市に住む70代男性の携帯電話に、警視庁捜査二課の警察官を名乗る男から電話がありました。
男に「あなたの名前の口座が犯罪に利用されている。身の潔白を証明してもらうために、大阪府警の資金洗浄専門の係にお金を振り込む必要がある。このことを家族・友人等に言えば守秘義務違反になる」などと言われたということです。
男を警察官だと信じた男性は、相手に自分の口座情報やその残高を伝えると、今度は大阪府警捜査二課を名乗る男から連絡があったということです。
男性は誘導されたLINEで大阪府警を名乗る男に連絡をとり、相手に支持されるまま金融機関の窓口でお金を振り込もうとしたところ、怪しんだ職員に振り込みを断られました。このため別の金融機関のATMで2回、合計100万円を指定口座に振り込んでしまったということです。
警察は
・警察官が捜査目的でお金を要求 することはありません。
・犯人は守秘義務違反になるなどと周囲へ相談させないようにしてきます。
・警察を名乗る不審な電話があれ ば一旦電話を切り、最寄りの警 察へ相談してください。
として、特殊詐欺への注意を呼びかけています。