鳥取県警は12月23日、鳥取県境港市に住む30代の男性が副業名目の特殊詐欺に遭い、80万円余りをだまし取られる被害に遭ったと発表しました。
警察によりますと、ことし9月、男性はSNSを通じ副業を紹介しているアカウントにメッセージを送ったところ、電話で「SNSでインフルエンサーに宣伝してもらうアフィリエイト型のもの」「最低でも月3万から5万円、うまくいけば月30万から40万円の収入がある」などと副業の勧誘を受けました。
男性が興味を示すと「インフルエンサーからの信頼を得るため、フォロワーを1000人獲得してもらいます」「責任を持ってサポートします」などと説明があり、男性は契約を決意。サポート料・保証料の名目で3回にわたり、指定口座に合計82万1000円を振り込みました。
その後、男性が作成したインスタグラムのアカウントに対し、効果的な投稿方法やフォロワーの増やし方などのアドバイスがありましたが、11月20日を最後に連絡が取れなくなり、不審に思い警察に相談したところ、詐欺被害が発覚しました。
警察は“簡単”、“必ずもうかる”などとうたうネットの副業広告は詐欺の恐れがあるとして、注意を呼びかけています。