12月25日朝、島根県出雲市大社町の漁港で、海中に沈んでいた乗用車の中から、男性の遺体が発見されました。警察が身元の確認を急いでいます。
男性の遺体が発見されたのは、出雲市大社町の大社漁港です。出雲大社からも近く、稲佐の浜と日御碕をつなぐ、県道29号沿いにある大社漁港。
24日午後8時20分ごろ、釣りをしていた人が海中に車が沈んでいる車を発見し、付近にいた人が110番通報しました。警察が現場を確認したところ、車両が水没しているのを確認したことから、25日朝、警察と海上保安庁で引き揚げ作業を開始。8時前、岸壁から1メートル離れた水深3.2メートルの海底に沈んでいた車両の運転席から男性の遺体が発見されました。
記者
「9時半過ぎ、白かシルバーとみられる車がゆっくりと引き上げられています」
作業開始から約2時間後、海中から、白っぽい色の乗用車1台が引き揚げられました。車は「鳥取ナンバー」でレンタカーであることも確認されています。
大社漁港では、12月4日にも、海中から軽乗用車が発見され、運転席から1人の遺体の一部が見つかり、行方不明となっていた81歳の女性であることが確認されています。大社漁港では、12月に入り2度、水没した車両が発見されたことになります。
警察が、遺体の身元の特定を急ぐとともに、引き上げられたレンタカーを借りていた人や、使用した人などを調べるなど、事件・事故の両面で捜査を進めています。
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