世界で進む多様性社会への変革。中学校の制服でも性別にかかわらず、スラックスやスカートを選べる”ジェンダーレス制服”導入などの動きが広がっています。
12月25日、鳥取県倉吉市で開かれたのは市内5つの中学校の制服統一に向けた会議です。制服を統一することで、どの中学校でも同じような価格で購入できることや、市内全体や家族で再利用できること、さらに性別にかかわらず服が選べるなどのメリットがあるといいます。
4回目となる今回の会議では、5つの中学校の生徒のアンケートで選ばれたデザインや仕様が発表されました。統一された制服は男女ともブレザーとなり、スラックスやスカートを性別に限らず選択できるようになります。今よりも安価になることや生徒から出た意見の結果などが報告されると、今後の選び方や生徒の声の反映方法などを再確認していました。
倉吉市教育委員会 中田 寛 教育長
「児童、生徒の思いを大切にしながら作っていきたいと立ち上がっていますので、最後まで子どもたち主体の制服ということを大切にしたい」
今後はアンケートを取るなどして絞り込み、2026年度から統一した制服の利用を始めるということです。
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